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そうですよ。オバマとサルコジが話した時、サルコジはしきりに、「私の客」とか、「私と」何とかって、言ってたんですが、それに対して、オバマは「あなた=サルコジ=フランス」と言うのを避けて、相手にしてるのは「ヨーロッパ」であって特にフランスではない、と分からそうとしていた、とこっちではさかんに言ってました。
もともとフランスは、一国では力が足りないんでヨーロッパという虎の皮を着て存在感を強くしていてサヴァイヴァルを図っているのだから、そしてそれがある程度効を奏しているのだから、それで満足してりゃいいのに、サルコジとしては、「アメリカとフランス」という2者を対等に印象付けたかったんですね。ていうか、サルコジは、未だにブッシュの追随をやってるので、時代が変わったことに気づいていないのかね、という部分もあります。
フランスの防衛とか軍事メンタリティについては、そこは、「腐っても鯛」というか、フランス革命という暴力革命をアイデンティティにしてる国ですから、平和主義では全然ないですよ。左派はもちろんその精神を受け継いでいますから。さすがに、共産主義革命とか毛沢東かぶれの時代は終わって久しいですが・・・
でも、第二次大戦後、ぼろぼろのヨーローッパで、共産圏と必死に対抗したのはアメリカであり、アメリカ軍がいなかったら、今頃ヨーロッパはなかった、みんなソ連領になってた、という人も多いです。アメリカの側も、今になって、日本へと同じように、「ヨーロッパは文句ばっかり言ってないでそろそろ自分で自分を守れば?」と言う論調もあり、フランス軍も、長距離輸送船がほとんど緊急稼動できないそうで、災害対策はOKでも、実践能力は限りなくないそうなんです。少なくとも、そういうことばかりあげつらって、そろそろ理念だけでアメリカに楯突くことをやめて、自国で軍備拡大すべきだ、自虐史観を捨てて、過去の栄光にも目を向け、アメリカを見習って愛国的になれ、という論客もいまして、そういうのは日本とそっくりだなあと思います。まあ日本の場合は、「そろそろアメリカに楯突くことをやめて」という部分が「そろそろアメリカに尻尾を振ることをやめて」と言われるわけですが・・・
ゴーリズムといわれるドゴール路線は、まあ、軍事的な独立がなければ国の誇りはないとして、核開発をしたりNATOから抜けたりしたわけです。でも、今は現実的になったというか、NATOにも復帰し、単独防衛は不可能だし意味もないです。私はドゴール路線はシンボリックには今があり続けると思うんですけどね。
たとえば軍事衛星に関してはアメリカのものを使えなければヨーロッパ軍は成り立たないんで、独自のものを打ち上げる準備が進んでいますが、そうやって、欧と米がある程度牽制しあってる方が、バランスはいいと思います。
レバノン議会で穏健派が勝利しましたが、曲がりなりにも議会制があるところでは、平和的にタカ派の暴走も止められるわけで、そういう意味では欧米生まれの「民主主義」はあってよかったと思います。イランの選挙も気になります。
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