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Sekko さま、お返事ありがとうございます。
Dialogues des Carmelites は当然ご覧になっているはずでした。
初演はル・フォール出席のもと 1960 年アウグスブルクにて行われたとのことです。日本では 1999年ストラスブールのライン国立歌劇場での上演ライヴ収録 DVD が出ているだけです。
ル・フォールの父方はイタリア出身で、プロテスタントとしてジュネーブに逃れ、ドイツに渡り、その後、彼女自身はカトリックに転会しています。第一次大戦・第二次大戦とドイツの多難な時代を生き抜いており、作品はポエティックで美しいのですが、背景には深いものがあると思います。
私は外国語をどうこう言えるほどの語学力はありませんが、日本語は「呪われた言語」とも言われるくらいで難しいですね。日本ではトーマス・マンが誤解されていることが多いようですが、この人の作品は原文でないと魅力が感じられないからではないかと思います。「ブッデンブローク家の人々」でノーベル賞を貰ったのかな?この作品は日本語訳でもそう違和感はありません。
マンには「選ばれし人」というカトリックの小説もあり、これは独語が簡単ですが、長編「ヨセフとその兄弟」(全3巻)は凝りに凝った文章です。前に通っていたプロテスタント教会の牧師氏が1巻を読み切れず、友人(彼女もプロテスタントからカトリックに転会)に1巻を貸したのですが、そのまま返却してくれました。
マンにはゲーテの「ファウスト」のアンチテーゼのような「ファウスト博士」という小説があり、私の語学力では読み切れないので仏語版を買って読みました。独語も仏語も同じくらいの学力なのでたいして訳に立ちませんでしたが(笑)。それでも、英語訳よりは仏語訳の方が良いと思います。英語は欧州語の中では特殊な言語だと感じます。
マンのゲーテ物では「ワイマールのロッテ」が楽しい小説です。初老の未亡人になったロッテがワイマールに行き、小説の最後で大家となったゲーテに会い、みごとにアンチクライマックスという話です。ゲーテは「若きウェルテルの悩み」だけ独語で読みましたが、トーマス・マンを読みなれていると、文章が荒々しいし、筋立ても下手くそだし・・・好きではないです。「ワイマールのロッテ」のロッテはマンの夫人であるカーチャのイメージが入っているのではないかと私は思います。可愛らしい品の良い夫人になっています。
長文、失礼いたしました。
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