みんなブンガクが好きだった!
私の文学における原風景
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30年前の事
投稿者:
奥野ゼミ・ちゅうめい
投稿日:2007年 4月10日(火)10時28分22秒
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30年前、八王子鑓水の山の上にその大学がありました。私はその八王子校舎の一期生で、都会の美術大学にあこがれて入学してきた学生達に、自分の田舎より自然があると言わしめた大学でした。今から思うと懐かしい事だらけで、思い出すと夜中に盛り上がって書き込んだ日記を、昼日中まぶしい太陽のの光で読むような、何とも恥ずかしい思い出も一杯詰まっています。そんな大学で私は奥野先生に出会いました。奥野先生は、もう十分大人なのに何かいつもはにかんでいる様な、そう!少年のような表情をする先生でした。
只、本を読むのが好きで、「ブンガク」なんて難しい事はわかりませんでしたが、何か同じ匂いを感じて、授業で文学講義を、ゼミで奥野ゼミを履修しました。
こうして奥野先生の懐かしい写真を拝見すると、あの時の事が走馬灯のように浮かんできます。先生は口癖で「ボクは・・・」とよくおっしゃっていました。私には「僕は」ではなく、カタカナの「ボクは」に聞こえていました。ある時、「山の手文体」なる話になった時、私には先生こそ山の手文体そのものに思えて、その事を発言すると、いつものはにかんだ表情をされていました。先生にとっての「原風景」は、当たり前ですが、「東京山の手」だったのではと今も思っています。拙い話ですが、昨日偶然卒業以来に奥野ゼミの人間と会う事が出来たので、何か無性にセンチメンタルになっているのかも知れません。
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