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小寄道さま

 投稿者:Sekko  投稿日:2019年 7月15日(月)19時40分30秒
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  小寄道さまの共感能力の高さに脱帽です。

今週末にもBちゃんのレッスンがあるので、ではもう少し聞いてみようかな、とも一瞬思いましたが、多分、今の彼女には、このブログの記事で私が書いたもの以上の言語化は難しいのではないかと思います。

で、私があらためて思うのは、普通、私たちが目の前にいる知らない人を信頼するかどうかは、その時の状況を把握して、知識と経験から割り出すということです。

けれども、マダガスカルのBちゃんのような状況では、それに対応できるような知識も経験もないので、一人では完全に無力だから、生き延びるには全面的な信頼しかありません。
いってみれば、新生児が傍で助けてくれるはずの母親やそれに類する人に全てをゆだねるしかサバイバルの方法はないのと同じような気がします。

そして、信じなければ即、死の危険。
信じれば、危険もあるけれど助けてもらうチャンスもある。

また、多分、助けてくれる信頼に足る人に会う確率の方が絶対に高いという社会進化論的な面が期待できるでしょう。
自然そのものに脅威のある世界では、人間に対して「悪意」を抱くようなタイプの人は長い間に淘汰されて、助け合うタイプの人が、地元民、移民にかかわらず多く住んでいることになると思うからです。

先進国の都会の方が、他人を出し抜いたり騙したりして生き残る人がずっと多くなっているでしょうから、「無条件な信頼」は「理想」か「お花畑」になるのでしょう。

で、Bちゃんは、都会で身につけた「誰を信頼すべきか」という知識や経験が完全に無化され、また一人でやっていくことも不可能な環境で、「幼子と神」の関係のような体験をして、それが「運よく」「成功」したわけです。

私のような素直でない人間なら、
「それでも次も必ずうまくいくとは限らない、もうこんな冒険はこりごりだ」
とか
「他の人が私のようなチャンスに恵まれるとは保証できないから、気軽にお勧めするのは責任問題にもなるから慎もう」
とか考えるかもしれません。

でも、やはり素直でない見方をするなら、Bちゃんには一種の心理的な防衛機制が働いて、自分の選択と成功体験を普遍化するという肯定的な見方になっているのでしょう。
いわゆる「トラウマ」の逆方向で、「幸運な体験をプラスのバイアスとして心に刻む」という感じで前に進むのです。

実際、今の彼女はもうすっかり、パリでのバイト生活とピアノの新曲の練習に夢中になって、8月末の数回目のロンドン行きや新学期のことで期待を膨らませているようで、その「若さ」からこちらも力をもらえます。、

私の方は知識や経験や思考の試行錯誤の脳内ネットワークがもうぐだぐたに繋がり合ってしまっているので、その坩堝にこのマダガスカルの貴重な情報を投入して、別の意味で若い彼女らの信頼に応えることにつなげたいと思っています。
小寄道さまのご指摘がそれをひと押ししてくれました。

ありがとうございます。


http://www.setukotakeshita.com/

 
 
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